EntityXのオートBotについて解説していきます!
まずは初期資金の入金を済ませましょう!
オートBot
セルフレシピの解説ページに、「時限決済」という単語が登場しました。
注文を出したら、発生している含み損益にも関わらず一定の期間で決済することを繰り返すというものです。
オートBotの機能は、この時限決済を「24時間ごとに繰り返す」というものです。
設定方法
まずはオートBotの設定方法から見ていきましょう。
ログインしたらまず、「オートBot」に進みます。
オートBotの画面に遷移しますので、画面右部から設定をしていきます。[setting]か何かをクリックし、設定画面を開きます。
(下記画像は一度設定してしまっているのでこのような画面になっています)
オートBotの設定をしていきます。
<クイック設定>
基本的な4つの設定です。
- 基本…最も基本的な設定。何を以て基本的なのかは不明
- 年間シャープ指数…シャープレシオに特化した設定
- 最大損失率(MDD)…負けが込む期間、最大でどれくらい目減りしたか。MDDはMax Draw Downの略
- 年間収益率…利益に特化した設定
さらにその下のパラメータから、自分好みに設定を変更できます
- 投資タイミング…毎日何時にレシピの設定を行なうか。UTC(+9時間で日本時間)なので注意
- 上位コイン…投資タイミングで設定した時間の上位何位の銘柄までレシピを設定するか
- レバレッジ…レバレッジを設定します
- リスク…セルフレシピのリスクと同じ意味
各パラメータを設定したら、下部の[バックテスト]をクリックし、左のグラフをチェックしましょう。
「これは過去○日間稼働していたらこうなっていたよ」というものを検証する機能です。
上記画像だと852日間で817%の利益を獲得したということです。
バックテストに納得したら、[次へ]をクリックします。
こちらの画面では「いくらオートBotに割り当てるか」を設定します。
設定を終えたら上記画像の「Change」となっている部分をクリックします(初回設定時は表記が違います。たぶん)
すると元の画面に戻るので、画面右部の[電源ボタンマーク]をクリックし、オートBotを稼働します。
平均パフォーマンス
上記の通り、パフォーマンスは設定によります。先ほど登場した画像の設定だと、852日間で817%となっています。およそ2年3ヶ月で9倍!爆益ですね。
少し覚えておきたいこと
オートBotを使用するに当たって、少し覚えておくと良いなということがあります。
市場に対応するラグがある
下記画像は、EntityXの基になっているAIの、S&P500とのパフォーマンス比較です。
[上昇時]は当たり前にS&P500を凌駕していますが、注目は下降時です。 [下降時]は途中まで引っ張られていたものの、途中から飛躍的なパフォーマンスを発揮しています。[直近相場]も同じように、S&P500が下落局面に入る時に少しだけ引っ張られていますが、途中からはその下落を活かした運用に切り替わったことが見て取れます。何が言いたいかと言うと、「市場の動きを学習して成績に反映されるまで、ラグ(時間差)がある」ということです。
下記にイメージ図を用意しました。緑線がマーケットの値動き、赤線が実際のAIの成績を示すものとします。
注目したいのは下記青枠部分。
マーケットが上昇の時、AIも上昇相場に合わせた相場観でトレードをするので、資産は順調に増えています。
青枠に突入してすぐの段階では、マーケットは上昇を終えて下降のターンに入りました。しかしAIは相変わらず上昇の相場感でトレードをするので、負けが込みます。
しかしその後、AIは「あ、マーケットは下降のターンに入っているな」と学習し、今度は下降の相場観でのトレードに変更、資産は再び増加し始めます。
実際に自身でトレードしているところを想像してほしいのですが、相場が下降に入る直前、上昇トレンドが煮詰まって来た時は「買っていればいい相場」ではなく、買い一辺倒で取れる値幅も減るし、若干勝率も起きて来ますよね。
上記イメージ画像も、上昇、下降が煮詰まって来た時、つまり「AIが負け始める時」は資産の増加率が若干下がっています。
実際のバックテスト画像を見てみましょう。
資産推移が大きい後半だけ注目しましたが、グググッと勢いよく増加している時はマーケットとAIの相場観が噛み合っている部分だと言えるでしょう。
そしてマーケットが変わる頃になると資産の増加は鈍化、ついには相場観と噛み合わなくなってドローダウンの期間が訪れます。
ここまでは巷の自動売買システム等にも同じことが言えますが、自動売買システムと違うのは「自ら相場観を修正しにいく」という点でしょう。EntityXの人工知能としてのクオリティの高さが光っていますし、それ故のドローダウンの小ささ、そして卓越したシャープレシオとなっています。
長期で構えておく
上記の理由から、「ドローダウンの期間を迎えたからといって運用を停止する」ということは無意味だということがわかります。
むしろ相場観を修正し、マーケットと噛み合った時が思いっきり資産が増えるタイミングなので、「美味しい部分を捨てている」とも言えます。
オートBotはセルフレシピと違い自分自身で資産を増やしているという感覚にはなり辛いです。
その為、「EntityXを心から信頼する」ということが重要になります。
ですが、ドローダウンの期間を迎えるとどうしても「もしかしてダメになったんじゃないか」という猜疑心が生まれてしまいます。
ドローダウンの期間を迎えてもどっしり構えて、少なくとも2年間は完全に放置するという心構えで臨むことが大切です。
月次パフォーマンスの確認方法
先月、もしオートBotだけを稼働していたらどれくらいの成績だったんだろう?
気になりますよね。バックテストのグラフから、月次のパフォーマンスを求める方法も解説しておきます。
例えば当ページで紹介している設定の、2024年11月のパフォーマンスを求めたいとします。
まずは、10月31日時点と11月30日時点のパフォーマンスを確認しましょう。カーソルを合わせるとその時点でどれくらいの成績だったかを確認することができます。
上記画像から、
- 10月末時点では817.119%
- 11月末時点では1059.967%
だったということがわかります。
242.848%増えていることがわかるのですが、これはスタート時点の残高に対する数字です。つまり、1万ドルでスタートしていたら、その1万ドルに対する242.848%、24284.8ドル増えたということになります。
しかし、これはあくまで複利運用の結果です。10月末時点に1万ドル入金しても24284.8ドル増えるわけではありません。
先述の通り、10月末時点では817.119%でした。1万ドルスタートだったら、81711.9ドルになっていたわけです。この証拠金に対し、24284.8ドルの利益だったわけです。
つまり、24284.8÷81711.9ドル=29.72%が11月のパフォーマンスとなります。
Botに勝てないのならセルフレシピをやる必要はない
そもそもインデックス投資で良いとされている中で、わざわざEntityX等のよりパフォーマンスの高いものを求める理由は、「それじゃ足りないから」ですよね。
これ、いざ資産形成を始めるとまったく意識しなくなるので注意が必要です。
この「これに比べて良い運用を目指す」というものをベンチマークと言います。
EntityXが利用できるHEXA MINDSでは、このベンチマークにEntityXのオートBotを採用することを推奨しています。
つまり、オートBotのパフォーマンスが出ていないのなら、無理にセルフレシピを頑張る必要はないということです。
逆に、オートBotより良いパフォーマンスの商品を使っているのなら、あえてEntityXを利用する必要もありません。
資産形成においては、高みを目指すのではなく常に何かと比較していくことが必要です。高みを目指すとそれはつまり、欲になります。欲の果てに待つのは破綻です。注意しましょう。
まとめ
オートBotは完全放置で運用したい方もそうですが、セルフレシピと併用して運用するとパフォーマンスの底上げを狙えるので必ず設定、稼働しましょう。
平均して毎日0.1%でも増えていけば、36.5%も運用結果が変わります。
上手に付き合っていきましょう!